12月19日。渋谷シアター・コクーンにて「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~/KERAバージョン」マチネ観了。
年々長くなるKERAさんのお芝居。年末進行による寝不足で、ちょっと不安を感じつつ行ったのだが、4時間10分ここちよい緊張であっという間だった。
お芝居は神話的な物語のパターンがてんこ盛りに散在し、それらは無理にクリシェ的な収斂はされない。悪辣な怪物的人物が、別の局面では軽妙な人間的魅力も見せる両義性と併せて、極めてギリシア〜ローマ神話的な構造で、その多面性を効果的に見せるための舞台上の仕掛けや演出もあいかわらず凝っていて唸った。パスカルズの生演奏もよかったです。
劇用ピストルの不発にヒヤヒヤしたけど、幸いそれはありませんでした。
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