since2008. 2017年からはtorimiki.comにUPしたBLOG, NEW RELEASE & BAND情報を時間差で時系列順にアーカイヴしています

2017年10月29日日曜日

10/28 下北沢barband night#11

10/28は毎年恒例のbar bachibouzouk presents下北沢 barband night(今年で11回目)に久々のフルメンバーで参加。
ヤマザキさんが開演ギリギリに北海道から到着するなど冷や汗ものでしたが、今年も勝手知ったる共演者の皆様と楽しい一夜を過ごせました。ウチアゲでは好物の餃子が出てヴォーカルの人は嬉しさのあまり泣きながら食べていた。

2017年10月28日土曜日

文藝別冊『大林宣彦「ウソからマコト」の映画』

河出書房新社より文藝別冊『大林宣彦「ウソからマコト」の映画』発売。尾美としのり、常盤貴子他のインタビュー、高柳良一、のん、塚本晋也、久石譲、山中恒、赤川次郎、内藤誠、大森一樹らによる寄稿、また過去の貴重な記事の再録や資料も充実しています。
こちらにもサイレントの9コママンガを描きました。マンガは他に三留まゆみ、森泉岳土が寄稿。(敬称略)
しかし、澁澤龍彦、つげ義春もそうでしたが、僕が70年代から強い影響を受けてきた作家たちの仕事をまとめた本がほぼ同時期に出て、しかも読者や観客だった自分がそれに執筆しているというのは、なんだか不思議な気がします。いずれの本も資料や再掲記事が充実しており、編集に携わった方々のご苦労と熱意が伝わってきます。

2017年10月25日水曜日

とりマリ&エゴサーチャーズ in スパリゾートハワイアンズ

とりマリ&エゴサーチャーズが、フルメンバー6人編成で11/19 (福島スパリゾートハワイアンズのステージに登場します。12時~/15時~の2ステージ。

寒くなってきましたが会場に合わせて夏向きの曲を多めにやる予定です。フラガールとのセッションも予定!

S-Fマガジン12月号 特集「SF映画総解説 Part 2」

前号のPart1に続きS-Fマガジン12月号では、1988年の『1999年の夏休み』(ややこしい)から2004年の『ハウルの動く城』まで126本のSF・ファンタジー映画が解説されています。
とはいえ、いまどきストーリーや資料的なデータはネットを検索すればすぐ出てくるわけで、この企画では、それぞれの執筆者の思い入れを重視した「その映画をお題にした短いエッセイ」に徹しているのが面白いです。
というわけで僕も1作だけですが解説しています。何の映画かはどうぞ本誌をお読みください。あと、僕がかかわった『WXIII 機動警察パトレイバー』もちゃんとSF映画として採り上げられているのが嬉しかったです(解説は小林治さん)。

アックスvol.119「特集つげ義春」

青林工藝舎よりアックスvol.119「特集つげ義春」発売。
豪華執筆陣に混じって僕のコメントも載っています。名作『山椒魚』『紅い花』の再録もあり、マニアにも、これからつげ義春を読んでみようと思っているビギナーにも至れり尽くせりの内容になっています。
ちなみに相方のヤマザキさんも、フィレンツェでほとんど日本のマンガが読めなかった時代につげ義春に出逢い、多大なる影響を受けています。そういうわけで二人が描いている『プリニウス』のそこかしこにも、実はつげオマージュは顔を出しているのです。実はまだ二階にいるのです。

2017年10月24日火曜日

演芸デビュー「柳家喬太郎の会」

2018年1月20日(土)第51回北鎌倉落語会「柳家喬太郎の会」
会場:円覚寺 日時:2018年1月20日(土) 13:00開場 / 13:30開演
料金:4000円(円覚寺の入山料300円が別途かかります)
出演:柳家喬太郎、立川志の八、とりマリ(とり・みき&ヤマザキマリ)司会:植竹公和
畏れ多いことに演芸デビューであります。しかも喬太郎師匠の独演会の前座ですよ。大学生時代の自分や先輩が聞いたら罵声を浴びせますよ。といいつつ、よく考えたら喬太郎師は自分の大学時代はまだデビューしていなかったのだった。なんにしても、こういう場に出るには大学落研出身というのはむしろマイナス要素であります(と、日大落研出身の喬太郎師もおっしゃっています)。
そもそも、大学に通っていたごくわずかのあいだ落研に入っていたのは事実ですが、逃亡するように脱けたので、表だって自ら落研出身と名乗る資格はないと控えております。たまにOBの集まりにもお声をかけていただくのですけど、会費目当て......いやいや敷居が高すぎて出向いておりません。うちのOBはプロになった人が多いので、よけいに。OBに短し襷に長し。
もちろん、今回は落語をやるわけではありませんし、漫才でもありません。片方がギターを手にしているということで、バラクーダとかテツ&トモに近いかもしれませんが、いつものように曲の合間にMCを......でなくてMCの合間に曲を、という感じでやることになると思います。どうなることやら。

追記:※満員御礼!この公演は満席になりました。ありがとうございました。お立ち見席でもよろしい方は北鎌倉お坊さんアカデミーまでお問い合わせください。

2017年10月23日月曜日

喧嘩にならないワケ

3人とも目線が一致してない(写真はデイリー新潮から)
僕のコメントも掲載されています。
しかしこういう「合作は作家どうし喧嘩するのが前提」のようなタイトルは如何なものか。我々は仲よくやっておりますよ。もっとも、作品を作る過程においては普通に討論しますけどね。
あと、いつのまに俺は大物になったのか。大日本印刷のブラックリストでは大物かもしれないが(僕だけです)。あ、そういえば締切に関してはしょっちゅうマリさんに怒られてるな。

2017年10月22日日曜日

タツローくん卓上カレンダー

これまで山下達郎さんのツアーの物販かファンクラブ限定販売だった、とり・みきイラストの「タツローくん卓上カレンダー」ですが、来年版は一般の方もお求めになれることになりました。
ただし期間限定の受注販売です。お申し込みは11/10まで。上のリンク先からふるってご予約ください。
※写真は今年のカレンダーです
※こちらの商品は2017/11/10 23:59をもって販売終了となりました。

2017年10月18日水曜日

冷凍食品の日

本日10/18は冷凍食品の日だそうです。皆で『冷食捜査官』を読もう。

プリニウス第43回


『プリニウス』第43回掲載の「新潮45」11月号は本日発売。

今回はカラー4枚を増ページしてローマ大火を描いています。
それにしてもヤマザキさんの描くモブはエキストラというより一人一人ちゃんと芝居が付いていて、人物の絵が届くと圧倒されます。こちらも負けないようにスペクタクルシーンに注力しました。

実は掲載誌「新潮45」のマンガページのほうが単行本よりも紙質がいいので、単行本派の人も今回は本誌をお買い求めになるとよいかも......などと個人的には思っています。

2017年10月17日火曜日

青柳正規×ヤマザキマリ対談

銀座蔦屋書店で行われた「青柳正規×ヤマザキマリ 西洋絵画に恋焦がれ―今宵、あなたにすすめる1枚の絵」という題名の長いトークショーに行ってまいりました。
これは集英社の「ART GALLERY テーマで見る世界の名画」シリーズ創刊を記念して行われたもので、青柳先生は監修者のお一人、マリさんもパンフレットにコメントを寄せています。青柳先生には我々の『プリニウス完全ガイド』で、本村凌二先生とともに座談会にご登場いただいています。お二人とも古代ローマのえらい人です。
青柳先生もマリさんもとにかくマシンガントークでお喋り大好きのお二人ですから、笑って聴いているうちにいつのまにか西洋絵画の魅力や見所が理解出来ている(たぶん)というお得な対談でした。
しかし銀座蔦屋はじめて入ったけど、あからさまにおしゃれな本しか置いてありません。当然自分の本は発見出来なかった。知り合いの本はいっぱい売ってたけど。

2017年10月16日月曜日

下北沢 barband night #11に出演します

今年も下北沢バーバンドナイトに出演します。飲み放題なので、皆さん一緒に飲みましょう。
bar bachibouzouk presents下北沢 barband night #11
期日:10月28日
会場:下北沢Gaeden
前売3000円 / 当日3500円 eプラスでもチケット発売中
出演:キセキノトマトズ/TEMPLE VELOCITY/とりマリ&エゴサーチャーズ/クロソワン/under north club band &シークレットゲスト

とりマリ&エゴサーチャーズはフルメンバー=ヤマザキマリ(Vo) / とり・みき(Gt) / 葛岡みち(Key) / 伊藤健太(Ba) / 松井泉(Per) / サンコンJr.(Dr) で出演致します。

2017年10月15日日曜日

LIVE@BVLGARI

本日は銀座のブルガリの屋上という、一見我々には不似合いなところでクローズドの単独ライヴをやらせてもらいました。
というのもヤマザキさんが今年の「ブルガリ アウローラ アワード」を受賞したので、そのご縁で。
この日はパーカッションのまっちゃんは不参加。

普段とは違う客層に緊張しましたが、ベースのイトケンはソロ演奏でたくさんの「ブラボー」をもらってご満悦でした。今日からブラボー伊藤と名乗れ(エスパー伊東の弟子みたいだが)

2017年10月14日土曜日

コメンダトーレ

イタリア共和国連帯の星勲章・コメンダトーレ(騎士団長)章を相方のヤマザキマリさんが受章。10月13日に東京・イタリア大使公邸にて叙勲式が執り行われたので僕も行ってまいりました。
右の方がとっても気さくなジョルジョ・スタラーチェ駐日イタリア大使。ポール・サイモンに似ていますね。
騎士団長というと、あの村上春樹さんに殺された騎士団長です。騎士よりさらにえらいわけですが、イタリアでは日本の飲み屋街で「さっ、社長!」と呼び込むあのニュアンスで「コメンダトーレ」というのだ、と当のマリさんから教えてもらいました。慇懃だが本音では尊敬がないという点で、マンガ家に「先生!」というのとあまり変わらないかもしれません。相方の人も早速そのへんをブログネタにしていましたが、それはともかくおめでとうございました。

2017年10月7日土曜日

プリニウス第6巻発売

本日10/7は『プリニウス』第6巻の発売日、ならびに各電子書籍配信開始日です。


カルタゴに上陸したプリニウス一行、同地に左遷されていたウェスパシアヌスと旧交を温め、隊商とともに砂漠の旅へ。謎の子供の故郷であるフェニキアを目指しますが……。かたやローマでは、奸臣ティゲリヌスがユダヤマネーやセネカをも巻き込み暗躍、ついに市内に火の手が上がります。

2017年10月6日金曜日

澁澤龍彦 ドラコニアの地平

明日10/7から東京・世田谷文学館で企画展「澁澤龍彦 ドラコニアの地平」が開催されます。
期間:2017年10月7日(土)~12月17日(日)
※月曜日(10月9日を除く)10月10日は休館
料金:一般:800 (640) 円 65歳以上/高校/大学生:600 (480) 円
小/中学生=300 (240) 円  ※括弧内は20名以上の団体割引 
会場:世田谷文学館2階展示室


また、同展の図録には『プリニウス』の作者であるヤマザキマリ&とり・みき、さらにマンガ家では安野モヨコさん、諸星大二郎さんらが寄稿しています。草稿、創作メモ、ゆかりの作家の美術品、身の周りの品々、自作装幀......澁澤の世界を伝える様々なアイテム満載。こちらは図録ですが平凡社から一版発売されます。

僕は文藝別冊「澁澤龍彦ふたたび」では文章原稿を書いたので、こちらには9コママンガを描きました。内容は「遠くへいきたい澁澤版」といった趣き。

2017年10月1日日曜日

槐 柳二さん

槐 柳二さん、お若い頃から老人役が多い方で、吹替愛好家、とくに僕以上の世代には、レレレのおじさんやラピュタやライダー怪人をさておき、複数の西部劇における曲者爺さんウォルター・ブレナンのお声として忘れられません。

槐さんはまた、テアトルエコーの養成所長として、のちのコント赤信号となるラサール石井(1期生)、渡辺正行、小宮孝泰(2期生)、田中真弓(3期生)など後進の育成に尽力されました。ちなみに渡辺さんと小宮さんは、僕が大学落研に入ったときの4年生でありました。