since2008. 2017年からはtorimiki.comにUPしたBLOG, NEW RELEASE & BAND情報を時間差で時系列順にアーカイヴしています

2016年6月28日火曜日

文藝別冊総特集 山上たつひこ

 
河出書房新社より『文藝別冊総特集 山上たつひこ』が発売されました。

僕も個人的な山上読者体験をマンガにしています。左写真はその中でも紹介している山上ギャグとの初めての出逢い『SF Fちゃん』(再録もされています)が載っていた酒井七馬+西上ハルオ「マンガのかき方」。『SF Fちゃん』はSFでしかもギャグですから子供ながらに僕にはドンピシャだったわけです。

そしてその数年後の衝撃の再会、少年マガジン1969年7号の『2人の救世主』のカラー扉。

作風も小学生読者など眼中にないかのような硬派な本格SFでしたが、厚塗りで、しかも主人公を描いたのではないこの扉にも大人っぽさを感じました。

2016年6月27日月曜日

KING OF POP 京都編

 
川崎の展示に行けなかったので、京都マンガミュージアムで開催中の江口寿史KING OF POP展を見てきました。そのかいありの非常に眼福な時間でした。江口さんはしかし本当に女の子が好きなんだなと思った。いまさらですが。未見の人は行くといいよ。京都では9/4まで。

そしてハワイ大から京大に交換留学中のヤマザキデルス君にも会ってきました。学外にある漫研の部室に案内されたのですが(彼はSF研と漫研に入っているのです)、昭和の下宿館の趣漂う魔窟でありました……まだまだ日本も安心だ。あ、下の写真は部室にあらず。
撮影:ヤマザキマリ

2016年6月25日土曜日

芸術新潮7月号

 
芸術新潮7月号が発売されました。

特集は「とてつもない裸!」「大友克洋と見るバンド・デシネ」。ヤマザキマリ+とり・みき『リ・アルティジャーニ』は第4回。今回は駆け落ちした修道女ルクレツィアをモデルに聖母を描く破戒僧リッピを描きます。

ヌード特集と大友さん最新作掲載で売り切れ必至ですのでお早めに。

2016年6月24日金曜日

とりマリ in 荻上チキSession22

 
6月23日木曜日のTBSラジオ「荻上チキSession22」に、ヤマザキマリさんと出演し、プリニウスの合作方法などについて話しました。

番組のサイトで音声配信していますので聴きのがした方はどうぞ
 ※ただし当日流れたとりマリ&エゴサーチャーズの曲はカット。

2016年6月22日水曜日

フリースタイル32号

 本日発売されているはずの「フリースタイル」32号

とり・みきもいつも通り「ANYWHERE BUT HERE(遠くへいきたい)」を2本描いています。

2016年6月20日月曜日

実家の本棚

実家ではとっちらかった父親の蔵書を整理。

自分的には残しておいてほしかった本が母親によって既にだいぶ処分されていて地団駄踏む(浪越徳治郎先生がモンローを指圧したときの自慢話が載っている指圧本とか)。逆に残っていた芸能関係の本はけっこう自分で買ったものとだぶっていて呆れる

整理中に自分でもすっかり忘れていたノート発見。中3か高1の頃描いたのだったか…1ページごとに藤子不二雄、赤塚不二夫、水木しげる、石ノ森章太郎の絵柄を真似ていて、いまと作風がまったく変わらない。進歩がないにもほどがある。

 
 

2016年6月19日日曜日

熊本帰省

 
ルーティーンの連載に加え、単行本ガイドブックそれに海外版の作業が重なりずっと自主缶詰状態だったが、仕事がやっと一段落したのでまだ揺れ続ける田舎へ帰省。

熊本空港があるのはいちばん被害の大きかった益城町。着陸間際の上空からはブルーシートが目立つ。

空港のレストランも全店営業休止。タクシー乗り場の前に仮説のカフェテラスが出来ていた。

その益城町、そして南阿蘇の被害が甚大だったので東京のニュースでは熊本城以外あまり市内の様子は流れなかったが、あちこちで倒壊家屋も。うちの菩提寺の父親の納骨堂の向かいの家も全壊していた。住人の方が生き埋めに遭ったが寺のご住職が助け出しご無事だったとの由

いまの実家の近所の、日本でも最も古い洋館の一つジェーンズ邸も本震で全壊。以前の姿はwikipediaの写真をご覧ください


子供のころよく通った母親の実家近くの通称「仁王さん通り」の仁王はなんとか緑紙でセーフ。

昔は色が落ちたままだったのでよくわからなかったが、リニューアルの着彩で実は裾が唐草模様だったことを知り親近感が湧く。

そして九州を発つころに、今度は地震に見舞われたほぼ同じ地域を大雨が襲った。

人吉にも足を伸ばしたが、僕が小1のときにかつての実家は1階の天井を越える床上浸水に遭っている。2階に取り残された僕ら家族は救助隊によって助け出されたのだった。

あのときよりはまだまだ穏やかだが、茶色く濁って増水した球磨川越しにかつての実家方面を眺めながらそのときのことを思いだしていた。

2016年6月18日土曜日

プリニウス第30回

「新潮45」7月号は本日発売。特集にはヤマザキデルス氏の名が (!)。そして回を数えて30回の『プリニウス』にはどっかで見たような人が……

2016年6月11日土曜日

横山宏トリビュート展

「トーキョー カルチャート by ビームス」にて開催される横山宏トリビュート展「60+40=100」に僕も出品しています。

とはいえ納入できたのは開催初日の早朝……いや、間に合ったからよかったんですが、マンガ家の中には始まって既に数日経っているのにまだ作品が届いてない人も……。

2016年6月8日水曜日

プリニウス完全ガイド

 
明日6/9『プリニウス』4巻とともに発売の『プリニウス完全ガイド』。

出来上がったのを読んでまず思ったのは「平均年齢高え!」(=おっさん臭え!)。タレントさんや気鋭の若手評論家といった方の登場はなく、レイアウトも奇をてらわずテキストが多い。メンツ的にもビジュアル的にもいかにも文芸系の編集のメイキング本という印象です。

いうなれば派手さはなく地味。しかし作者2人はこの地味さを大変気に入っております。古代ローマ方面でもマンガ方面でも碩学といっていい方々に登場していただき本当にありがたい。合作法の解説などもしておりますのでぜひ新刊とともにお買い求めください。


しかし作者が現地に行くのは取材であって聖地巡礼とはいわんのじゃないか。
 

吹替の帝王シリーズ『インデペンデンス・デイ』

 
6/3に発売されました吹替の帝王シリーズ『インデペンデンス・デイ』で、とり・みきが山寺宏一さん(両版でウィル・スミス)と古川登志夫さん(テレ朝版ビル・プルマン=大統領)にお話をうかがっております。

2016年6月5日日曜日

とりマリ in 銭湯!京都・梅湯

 
とりマリ in 銭湯!京都・梅湯

日時:2016年7月14日(木)19:00開場、19:30開演
会場:サウナの梅湯
住所:京都府京都市下京区木屋町通上ノ口上ル岩滝町175
料金:前売り3500円、当日4000円(別途1ドリンク)
出演:ヤマザキマリ Vo  とり・みき G  葛岡みち Key  伊藤健太 B
協賛:モリモト(雪鶴)

ヤマザキマリととり・みきが出演するライヴ&トークイベント「とりマリ in 銭湯!京都・梅湯」が、7月14日に京都・梅湯の女湯の浴室内にて開催されます。銭湯は休日ですので男性の方ももちろん参加可。関西方面では初のライヴですので、近郊の方々ぜひお越しください。なお来場者には特典として、ヤマザキがパッケージイラストを手がけた銘菓「雪鶴」のプレゼントがあります。

チケットは6月5日正午よりTIGETにて予約開始。 こちらから

※「予約する」ボタンを押した後に自動送信される「イベントの予約確認メール」にあるリンク先ページを表示することで初めて「予約確定」となりますのでご注意下さい