マンガの道具なんてものは外国製の高い製図用品が必ずしもいいとは限らなくて、自分さえしっくりくるなら100均のペンでも全然かまわないものであります。
僕は油性フェルトペンでオモセン(主線)を引いているのですが、油性なら何でもいいというわけではなくて、あれこれ試した末、結局ゼブラのマッキーがいちばんしっくりいって、90年代まではこれをメインに使っていた。使い始めたころは、あえて均一で、しかもちょっとにじむ、たよりない線が引きたかったんですね。
しかし、描線の好みは時代や題材とともに変わるもので、今世紀に入ってからは同じ油性でも、ややタッチの出るペンのほうが好みになりました(題材によってはマッキーには今もお世話になっています)。で、これも高いものから安いものまであれこれ試してみたんだけど、最終的に落ち着いたのが写真のツインマーカー。
実はこれマルエツなどダイエー系のスーパーにのみ置いてあるセービング(Savings)というプライベートブランドの商品。安いんですが、堅さとタッチの加減がちょうどよく、似た書き味のペンが他にはない。近所のマルエツですぐ買えるのも便利。欠点は超細のほうがすぐかすれちゃうんだけど、コスト的にはしかたない。
ところがダイエーはイオンと提携後、このセービングブランドを順次終了させており、来年2月で全廃なんだそうです。オフィシャルサイトでも既にページが消えている。というわけでセービングの商品は在庫を売りきったらもうオシマイ、既に黒のツインマーカーは近所のマルエツ2店舗では販売終了してました。
あわてて似たタッチのペンを探している最中なんだけど、どれも微妙に違う。ダイエーがセービングに替わって主力にしつつあるトップバリュのペンもダメ(あくまで僕が、ですが)。どっかに大量にセービングのツインマーカーの在庫があったら買い置きしてえ!
The pen that I use regularly has gone out of production.