since2008. 2017年からはtorimiki.comにUPしたBLOG, NEW RELEASE & BAND情報を時間差で時系列順にアーカイヴしています

2011年4月24日日曜日

フリースタイルvol.15

フリースタイル15号が発売されました。いつも通りAnywhere but Here/遠くへいきたいを2本描いています。

特集は“初対談”。小室哲哉×小西康陽、江口寿史×吉田恵輔、呉智英×堀井憲一郎、野中規雄×鏡明 各氏の対談が収録されています。レギュラー執筆者の豪華さはあいかわらず。詳しくはフリースタイルのサイトにてご確認ください。山上たつひこさんのマンガも再録されている。

"FREEstyle" is a magazine about the entertainment and pop-culture.
ISBN-10: 4939138577 ISBN-13: 978-4939138577

2011年4月19日火曜日

カキューン/comicリュウ6月号

関西テレビの深夜番組『カキューン!!』OPアニメが今週放送回(木曜25時に移動)から新バージョンに変わります。以前の動画はここ。CG担当はそうまあきらさん。※左画像は僕の絵コンテの一コマで完成動画からの抜粋ではありません。




comicリュウ6月号が発売されました。


今回の『とりったー』は投稿の紹介を休んで、3月に起きたあのことについて。Twitterを扱ったマンガである以上、触れないわけにはいかないと思い、圧倒的に無力な傍観者でしかなかった自分の時間経過をそのまま描きました。


右のプロフィール欄のお題は引き続き募集中ですので、ふるって投稿してください。

文藝別冊/吾妻ひでお

河出書房新社より「文藝別冊/吾妻ひでお」が発売されました。25,000字インタビューや吾妻さんと萩尾望都さんの合作マンガ、山本直樹さんとの対談、レア作品レア記事の再録など盛りだくさん。僕も描き下ろしのマンガを寄稿しました。



4月23日からは明治大学博物館で吾妻ひでお美少女実験室と題した展示も始まります。これに伴い4月24日(日)16:00には吾妻さんと新井素子さんのトークイベントも開かれる由。詳しくは吾妻ひでお展のページを参照のこと。


で、昨日、先に日記でご案内していた吾妻ひでおマニアックスその3の展示を観に米沢嘉博記念図書館へ行ってきたわけですが、なんとバッタリ吾妻さんと遭遇。いやま、可能性はあるだろうけど、心の準備も出来ていないままいきなりお遇いすると、やっぱりびっくりして緊張してしまいます。写真はその緊張した顔で、僕の恥ずかしい展示物の前で一緒に撮ってもらったもの。


さらに5月14日(土)15時からはリブロ池袋本店で「文藝別冊/吾妻ひでお」のサイン会もあるそうで、吾妻ファンは大忙しで大変だ。吾妻さんが失踪しないで無事両会場に現れるように皆で祈ろう。

ギャグ漫画家大喜利バトル!!2010/タツローマニア


さて、もろもろお仕事や関連商品の告知。

震災の影響でリリースが延期になっていた「ギャグ漫画家大喜利バトル!!2010」DVDですが、4月7日に発売されています。2010年7月に大阪のワッハ上方で開催された第3回大会とその予選(阿佐ヶ谷ロフト)の映像化です。

詳しい情報は公式サイトがここ。ナタリーがここ

僕ももちろん一昨年のディフェンディング・チャンピオンとして出場しているわけですが、はたして結果は……。なお公式サイトでは本選出場マンガ家全員のイラストの入ったTシャツも販売中。

出場:おおひなたごう、うすた京介、和田ラヂヲ、江口寿史、村上たかし、とり・みき、カラスヤサトシ、町田とし子、宮下拓也、堀道広、ニシムラマコジ、曽山一寿、大ハシ正ヤ、ピョコタン
司会:坂本頼光
予選解説:西原理恵子、高須克弥(高須クリニック院長)
価格:税込2,940円
発売元:株式会社デイライト
販売元:バンダイビジュアル株式会社

そして山下達郎オフィシャルファンクラブ限定ではありますが、いつも通り会報「タツローマニア」の春の号の表紙イラストと4コマを描きました。今年はオフィシャルファンクラブ20周年なので、そのロゴマークも作りました。さらに! まだ詳しいことはいえませんが、今年は皆さんお待ちかね? のアレも出るかも。

2011年4月13日水曜日

クレープを二度食えば

装幀:ストロングスタイル
新刊のお知らせです。『クレープを二度食えば』が4/13徳間書店リュウコミックスより発売されます。※タイトルのリンク先はamazon

新刊とはいっても過去の作品の再編集版なんですが、単行本初収録作品も1作入っています。こういうことをやると、旧版もお買いいただいてる一部読者からはお叱りを受けそうですね。自分もCDのベスト盤とか再発盤とか1曲の違いやボーナストラックのために、文句たれつつそれでも買ってしまうタチなので、気持ちはわかる。

気持ちはわかるが、新作だけで今回のテーマに沿った作品集を編もうとすると、いったい何年先の刊行になるかわからないのでお許しください(なんたってあなた「リリカル作品集ですよ「リリカル」 )。

加えて表題作も、気がつくと前回の文庫化はもう11年前。現在はかなり手に入りにくいタイトルになってしまっていた、という事情があります。
以下、収録作と簡単な解説を記しておきます。ダブりチェックや購入のご参考まで。

●もうひとつの転校生
単行本初収録。タイトルからおわかりの通り、これは山中恒氏の原作『おれがあいつであいつがおれで』を元にした大林宣彦監督の映画『転校生』及び『転校生—さよならあなた—』の設定を借りた話です。『大林宣彦の映画談義大全《転校生》読本』(角川学芸出版/2008年)という本のために描かれた作品。
 
●望楼
『パシパエーの宴』(チクマ秀版社年/2008年)に収録されましたが、今回のバージョンは1ページだけ描き足してあります。

●クレープを二度食えば
1992年に進研ゼミ「中三チャレンジ」に連載され、翌年の単行本『犬家の一族』(徳間書店)に初収録された作品。その後2000年に筑摩書房で表題作として文庫化されました。せっかく某文芸部員が選ぶ100冊の中に入ったのに長らく絶版という間の悪さでしたが、このたびようやく再所収。

●砂浜のメリークリスマス
●羽根の塔
●カットバック
80年代の後半に描かれたSFラヴストーリー。『山の音』という単行本(早川書房→ちくま文庫→チクマ秀版社)に所収されていた短編から、今回の単行本のテーマに沿ったものをピックアップしました。

●銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ
大原まり子さんの名作短編のマンガ化
です。初所収は『とりみ菌!!』(白泉社/1984年)。原作物ですが、今回の短編集に収められたようなマンガを自分でも描くきっかけとなった思い出深い作品です。これもちくま文庫以来の単行本収録。

一部の書店では、お買い上げの方に特典ペーパーがつきます(収録作のロケ地マップを描きました)。つけるかどうかは書店側のお申し出によるので、申し訳ありませんが現時点では書店名を把握しておりません。マンガに強い書店に各位お問い合わせいただければ幸いです。

なお、これをお読みの書店様でペーパーをご希望の場合は、徳間書店販売部までご一報ください。データ配信でお送りします。

【追記】
忘れてた。単行本の帯に付いている応募券を貼って感想をお寄せいただくと、抽選で20名の方に僕の直筆サイン入り唐草ハンカチをプレゼントします。応募締切は7月末日。詳細は帯をお読みください。

2011年4月9日土曜日

吾妻ひでおとその周辺/創マンガ特集

米沢嘉博記念図書館で開かれている吾妻ひでおマニアックス展については以前の日記でもお知らせしましたが、4/1から4/18までは「マニアックス3:吾妻ひでおとその周辺」と題した展示になっていて、僕もたいへん恥ずかしいものを出品しています。


リンク写真は奥がハヤカワ文庫版『るんるんカンパニー』に描いていただいた吾妻さんの解説原稿、そして手前のモザイクが恥ずかしいものです。


月末には河出書房新社から『文藝別冊/吾妻ひでお』が出る予定。こちらにもマンガを描いていますが、発売されたらまたご紹介。


発売中の「創」5+6月号はマンガ特集。僕は表現規制問題に関して寄稿しています。本文でも触れていますが、文章でこういうことを発表するのは僕にしてはかなり珍しいかも。


読み返すと「チャンピオンRED」の誌名をわざわざ挙げてるのが(REDのファンには)もしかしたら誤解を招くかな。文脈をちゃんと読んでもらえばわかると思いますが「チャンピオンRED」を批判してるわけではなく、あの世界を共有してる読者や作者のコンセンサスを、マンガに疎い初見の人達に説明し理解してもらうのは相当にむずかしい、という例として挙げたものです(掲載原稿は聴衆を前にした昨年末の集会での発言が元になっているので)。