since2008. 2017年からはtorimiki.comにUPしたBLOG, NEW RELEASE & BAND情報を時間差で時系列順にアーカイヴしています

2019年3月29日金曜日

4/26 ヤマザキ春のマリまつり2019~ヤマザキマリ世界の旅〜

ヨイフロの日を記念して毎年4月26日に行っておりますヤマザキ春のマリまつり、今年ももちろん行います。今回は今年1月に亡くなった兼高かおるさんに想いを馳せ、世界中を旅するような選曲でお届けします。



出演:とりマリ&エゴサーチャーズ=ヤマザキマリ(vo) とり・みき(gt) 葛岡みち(key) 伊藤健太(ba) サンコンJr.(dr)    ※松井泉(per)は今回不参加です
日時:4/26(金) 開場18:00 開演19:00
会場:東京 青山月見ル君想フ 地図
料金:前売3,500円 当日4,000円 (共に入場時+2drink 1,200円)※雪鶴お土産付
★チケットは3/30午前10時よりTIGETにて受付開始

2019年3月28日木曜日

GQ版 遠くへいきたい第28回

GQ版 とり・みきの『遠くへいきたい』第28回がUPされました。現実のお花見は今週末がピークでしょうか。作者はひたすら原稿描きの日々……

2019年3月25日月曜日

『越境する東アジアの文化を問う』発売

2016年に参加した早稲田大学でのシンポジウムが本になりました。



千野拓政編『越境する東アジアの文化を問う〜新世紀の文化研究〜』ひつじ書房

執筆者というか登壇者は上田岳弘、小沼純一、鈴木惣一朗、千野拓政、チャ・ウジン、陳栢青、とり・みき、林ひふみ、藤本一勇、賀照田、牧村憲一、ミーガン・モリス、宮沢章夫、毛利嘉孝、李南周、王暁明(敬称略)

詳細はリンク先をご覧ください。

僕の講演にはたいそうな御題がつけられていますが、実際はデビューから現在までのマンガ家としての個人史を語っています。けっして80年代を代表するマンガ家ではありませんが、仕事をしてきた場所の多様さという点では、メジャー誌からマニア誌、マンガ誌から情報誌・文芸誌、ときにはオタクと呼ばれ、また別方面からはサブカルと呼ばれていたりと、マンガ家としてはわりと珍しいサンプルなので、それで呼ばれたのかもしれません。

2019年3月24日日曜日

4/20 とりマリ トーク&サイン会@下北沢B&B


4月9日には『プリニウス』第8巻、4月17日にはヤマザキマリさんの『パスタぎらい』(新潮新書)が発売されますが、これに伴い下北沢の本屋B&Bで作者二人によるトーク&サインイベントを開催します。

※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら

※前売り券が売り切れの場合、追加販売の可能性がございます。追加販売のお知らせは発売の1日前にはB&Bホームページ上で告知をいたしますので、逐次ご確認ください。


出演 :ヤマザキマリ(マンガ家) とり・みき(マンガ家)
日時:2019年4月20日(土)19:00〜21:00 (18:30開場)
会場:本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F➡アクセス 
料金:前売1,500円+1 drink 当日店頭2,000円+1 drink
※なお著者のサインはB&Bで購入された方に限り、お一人さま最大二冊(ただし一タイトル一冊ずつ)までとさせていただきます。詳しくはB&Bのサイトをご覧ください。

2019年3月21日木曜日

今日のよけいな一言

訊き手のアナウンサーが選手や視聴者より感極まったり頓珍漢で過剰な麗句を並べたりしていると、それだけでせっかくの感動も減衰してしまう。ときには選手に対して失礼な場合すらあるだろう......と本日の野球中継を見てて思ったが、これが来年はしつこく繰り返されるのであろうな。自分は強固な五輪開催反対派ではないが(スポーツや五輪観戦そのものは大好きで個々の選手に限りない尊敬の念を持っているがゆえ政治をその上に置きたくないからだが、案の定噴出している現在の五輪を巡る様々な状況には憤慨している)、それでもいまからゲンナリする。

追記:そのあと引退会見を見ているわけだが、しかしこの人の受け答えは本当に面白い。マジボケも確信犯的はぐらかしも、あと訊く側の頭の悪さが瞬時に露わにされるという点でも。

会見終了後の追記:最後の「アメリカに来て“外国人"になったことで......アメリカでは僕は外国人ですから......人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までに無かった自分が現れた。本を読んだり情報を取ることは出来てもこれは体験しないと自分の中には生まれない。孤独を感じたことはあったが、この体験は未来の自分にとって支えになる、と思います」という言葉は、ふだんは直言を好まないこの人から発せられただけに、本当に重みがあった。そこまで彼が意識していたかどうかはわからないが、いまの日本や世界を巡る状況を考え合わせると、よけいに。

というわけで、ふだんはひねくれてる僕ですが、今夜は敬意を表して、彼が野球で成し遂げてきたことを素直に讃えたいと思います。

2019年3月20日水曜日

『プリニウス』第8巻の書影発表



装幀はいつも通りセキネシンイチ制作室。数パターン、ラフを作りましたが、最終的にはセキネさんが最初に決めたこれに落ちつきました。ティゲリヌスの邪悪さがミノタウルスのUPで増幅されてるようです。とりはクダン関係のマンガやエッセイも書いているので、この一冊もなんとなくクダン繋がりのようにも見えます。

しかしフェリクスさんはまたもフロント獲得できず……。

なお、表4(裏表紙)の帯で隠れている部分にも何かが描いてあるので、お手元に届きましたら、どうぞめくってお確かめください。

2019年3月14日木曜日

GQ版 遠くへいきたい第27回

GQ版 とり・みきの『遠くへいきたい』第27回がUPされました。

先日、我が家のリヴィングのテレビがついに壊れました。液晶ではなく、いまは衰退してしまったプラズマディスプレイ。メーカーも同じくいまはTVから撤退してしまった日立でした。

2019年3月9日土曜日

『土曜ワイド殺人事件』『新・土曜ワイド殺人事件』配信開始

とり・みき×ゆうきまさみ『土曜ワイド殺人事件』『新・土曜ワイド殺人事件』の電子書籍版が各ネット書店で配信開始されました。

続編の単行本が出た頃は、少年誌からも、本家2時間ドラマからも、おっぱいが徐々に無くなりつつある頃でした。……と、つぶやいたら、ゆうきさんから以下のツイートが。

確認したところ、発想の元になった土曜ワイド劇場『混浴露天風呂連続殺人』シリーズでは、2007年の最終作までおっぱい放り出してました。というわけで是非。(1:17 - 2019年3月9日)

さすが土ワイ。そしてさすがゆうきさん(よくチェックしてる)。というわけで、テレビ画面にまだおっぱいがあふれていた古き良き平成を偲ぶよすがとして、あなたのデバイスにもどうぞこの2作を。


※購入版にモザイクはありません
イタリアにいるヤマザキマリさんと『プリニウス』を合作出来ている現在と違い、このマンガの執筆時はまだまだ「ネットでデータをやりとりする」なんてことは一般化していませんでした。おおまかなストーリーを決める最初の合宿こそ一緒でしたが(でも、たいてい馬鹿話と温泉三昧で終わった)実際に作業が始まると、編集さんが生原稿を持ってお互いの仕事場を行ったり来たりしてしていたのです。精神的にも肉体的にもいちばんハードだったのは、間違いなく担当氏だったでしょう。2人ともそんなに入稿が早いほうではありませんから、よけいに。


谷川岳ロケハン中の作者二人
おまけに合宿で決まるのは舞台設定くらいで、どの回もストーリーの着地点は全然未決のままの見切り発車です。こういう状況での合作は、変更提案の是非確認をいちいち相手にとっていたのではさらに時間がかかってしまいます。そこで「それぞれが付け加えた、あるいは変更した箇所やアイデア、ギャグには、お互い一切文句をつけない」という前提で作業を進めました。

そう決めたのはいいのですが、そうすると二人ともまるで嫌がらせのようにやたらギャグを上乗せしてくる。困ったものです。そのせいで、完成時にはやたら(お互いのテイストの)小ネタ満載、という有様になっています。

もちろんストーリーも迷走の極みです。僕も、そしてゆうきさんも、バトンを受け取って「わ、いったいどうすんだ、これ」となった局面があったはずですが、相手が付け加えた小ネタはたいていはスルーしつつ、なかには「これ使える!」と反応し、膨らませて、メインストーリーに絡めていったり、ということもありました。解説対談でも語っていますが、コール&レスポンスの即興演奏で進んでいくフリージャズのようなもので、もしかしたらそこがこの作品のいちばん面白い部分かもしれません。

伊豆熱川での二人
『プリニウス』と違い、こういう危なっかしいやり方は、基本何でもアリのギャグマンガだからこそ成立し得たわけですが、とはいえ、二人とも因果と整合性を気にするマンガ家なので、絶対収拾がつかないかのように見えて、終わってみればなんとなく伏線(?)は回収され一件落着……という妙に律儀なことになっています。

3人とも脱稿時点では「もう二度とこんな大変なことはやりたくない」と思ったけど、よく考えればこの作品は、読者にとってもストーリーを楽しむというより、お互いがワルノリしたり苦労したりしている、そのメイキングやバックステージのほうを楽しむマンガだったのかもしれません。

2019年3月8日金曜日

プリニウス第56回「ドムス・アウレア」がくらげバンチで公開

プリニウス最新エピオード・第56回「ドムス・アウレア」がくらげバンチで公開されました。ネロの黄金宮建設の裏で進む粛清......かたやプリニウス一行はロドス島に渡ります。

この回までが4月9日発売の第8巻に収録。くらげバンチでは現在、第1話、第2話、第54話〜第56話を公開中です。