since2008. 2017年からはtorimiki.comにUPしたBLOG, NEW RELEASE & BAND情報を時間差で時系列順にアーカイヴしています

2019年6月26日水曜日

くまもと文学・歴史館「梶尾真治の世界」

7月18日よりくまもと文学・歴史館「梶尾真治の世界」の展示が始まります。チラシ・ポスターの似顔イラストをとり・みきが担当しました(梶尾さんのツイッターアイコンにも使っていただいております)。近隣の方はもちろん、県外の方も夏休みにお出かけになっては。夏の熊本はいいぞ(暑いけど)

2019年6月25日火曜日

リ・アルティジャーニ第19回


本日6/25発売の「芸術新潮」7月号は萩尾望都大特集。

「大」がつくのにふさわしい特集で、萩尾ファンならずともマンガファンなら必読、在庫がなくならないうちにマストバイでありましょう。詳しくはリンク先の7月号内容紹介をご参照ください。



ヤマザキマリ+とり・みきの『リ・アルティジャーニ』は第19回。ジョヴァンニ・ベッリーニはヴェネツィアで新しい画材(油彩)や新しい技法と格闘、パドヴァ派との交流も描きます。



ヴェネツィアで北方経由の油彩が発達したのは、海上都市であるがゆえに湿度が高くフレスコ画が適さなかったためともいわれています。


ジェンテーレ・ベッリーニ「サン・マルコ広場での聖十字架の行」
いつもルネサンス期の背景作画に苦労している身にとっては、ヴェネツィア派の画家は当時の流行風俗や実景を多く作品に残しており、彼らの作品自体がもっとも有用な参考資料となるのでありがたい限り。



ヴィットーレ・カルパッチョ
「聖十字架遺物の奇跡」
前回は15世紀当時のサン・マルコ寺院を描くのにジョヴァンニの兄・ジェンテーレの作品を、今回は石造りになる前の木造のリアルト橋を描くのにジェンテーレの弟子筋であるカルパッチョの作品を参照しました。よくぞ描いてくれていた、という感じです。

カルパッチョは風景だけでなく服飾の描き分けも細かく、ヤマザキさんは著書『偏愛ルネサンス美術論』の中で「男の子のタイツを描くのが大好き」と記しています。当時は男女ともこうした絵画からヴェネツィア最新の流行を知り、自分の着こなしに取り入れていました。彼らの作品は現在のファッション雑誌の役割も負っていたのです。
現在のリアルト橋(とり撮影)

「芸術新潮」7月号巻末にはヤマザキマリさんと池上英洋先生の北方ルネッサンスに関する対談も載っています。ルネッサンスの画人と日本のマンガ家の対応が面白い。江口寿史さんはボッティチェッリ、とりはウッチェロ、水木しげる先生はヒエロニムス・ボス?



2019年6月19日水曜日

「世界ふしぎ発見!」にヤマザキマリさん出演

6月29日21:00からのTBS「世界ふしぎ発見!」に、ヤマザキマリさんが解答者として出演します。今回のテーマは「噴火したのは秋だった? ポンペイの歴史が覆る」で、ヴェスヴィオス噴火日の新説を検証。この番組では過去何度もポンペイを取りあげていますが、今回はプリニウスの命日が変わってしまうかもしれません。というわけで『プリニウス』も番組内で紹介される予定です。はたしてヤマザキさん、全問正解なるか?


2019年6月14日金曜日

GQ版遠くへいきたい第33回(最終回)


GQ版 とり・みきの『遠くへいきたい』最終回です。1年半ご愛読ありがとうございました。なおフリースタイル誌面での連載はまだ続くと思いますので今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

プリニウス第58回「コルブロ」がくらげバンチで公開

くらげバンチにて ヤマザキマリ+とり・みき『プリニウス』第58話「コルブロ」が無料公開になりました。人望を集めた将軍コルブロ、そして後の皇帝であるティトゥスが登場します。

内容の詳細については「新潮」掲載時のこちらのリリース情報をご覧ください。

2019年6月13日木曜日

山下達郎PERFORMANCE 2019ツアーグッズイラストを担当

キーボード担当・難波弘之さんの治療入院で開始が遅れた山下達郎さんのLIVEツアー「 山下達郎PERFORMANCE 2019」ですが、めでたく6月14日の岩手県民会館の公演よりスタートすることになりました。難波さんとは個人的なおつきあいもあり心配しておりましたが、大事なくてよかったよかった。

さて今回のツアーグッズにもとり・みきの描き下ろしイラストが数点使われております。写真はドリーミンマシュマロ、ふきだし付箋、ポチ袋。


またタツローくんキャラを元にしたミニヌイグルミも販売されています。LIVE会場他、山下達郎 ONLINE SHOPでもお求めになれますので、ぜひ。

2019年6月7日金曜日

プリニウス第59回「コリントス」

「新潮」7月号発売されました。ヤマザキマリ+とり・みき『プリニウス』は第59回「コリントス」

古代ローマファンには有名なウェスパシアヌスのあくび事件、そしてコルブロへの自死勧告が描かれます。

ネロがジャイアンリサイタルを開いているのは天馬ペガサスもその水を飲みに来たというコリントスの「ピレーネの泉」です。現在も遺跡には水が湧き出ています。

コルブロは暗殺計画に絡んだとしてネロの怒りを買い、コリントスの港に到着するやいなや(ネロは会うことなく)その場で自死勧告が伝えられたとする記述もありますが、本作品のネロはコルブロの関与には懐疑的で自ら会って真偽を問いただそうとします。(作者の片割れがいうのもなんですが)いかにもヤマザキさんらしいネロの造型です。

コルブロの最期の言葉は謎めいていて今に至るも様々な解釈がなされています。そして数巻にわたり交互に描かれてきたネロとプリニウスがいよいよ再会します。