2014年2月26日水曜日
2014年2月24日月曜日
生頼範義展
展示階へのエレベータ |
生頼さんの名前を知らない人でも、絶対にその絵はなにがしかの映画のポスター、広告、本のカバー、プラモデルのパッケージ等で見たことがあると思います。僕にとっては小松左京さんの書籍や文庫や映画のイラストでなじみ深いものでした。小松さんの作品世界と生頼さんの絵はとても親和性が高かった。
ジョージ・ルーカスがその作品を見て『帝国の逆襲』世界版のポスターを発注したほどのイラスト界の大巨人でありながら、ご自身はずっと宮崎に住まわれ、展覧会などもこれまできちんと行われたことがなかったので、これだけの作品を生で眼にするのは初めてのことでした(その絵が掲載された単行本や雑誌をほとんど買っていたのにも我ながら驚きましたが)。
撮影許可エリアにて |
展示物のほとんどが発注があって描かれた作品であり、 クライアントの意向に応える……いや意向以上に仕上げる職人的技術と、そこにきちんと同居している爆発的創造力、さらに限られた作業時間(締切)のことを思うと、まったくもって作品の前で土下座してしまいたくなります。
しかし、商業用のイラストは(生頼作品に限らず)著作権利関係その他の事情で、なかなか全国的な展示や出版がむずかしい状況にあります。今回の展示は関係者のご尽力により、生頼さんの地元の宮崎だからこそ開催出来た側面もあると聞き及んでいます。もちろん、巡回展示が出来るようになることを強く望んでいますが、とにかくいまは、お時間のある方は、いや時間を無理に作ってでもぜひ宮崎へ。3月23日まで。
2014年2月18日火曜日
プリニウス第3回
「新潮45」3月号本日発売です。ヤマザキマリさんとの合作『プリニウス』 3回目が掲載されています。今回は暴君とも評される皇帝ネロが登場。冒頭のローマの俯瞰がめっちゃめんどくさかったです。
手前の建物はベン・ハーでもお馴染みの戦車競技場(チルコ・マッシモ)。背後のパラティヌスの丘にある宮殿から見下ろせる位置にありましたが、今は草のフィールドだけが広がっています。
コマ左上の四角いのは巨大なネロの池(荒れ果ててたらしい)なんだけど、後にここを潰してコロッセオが建つわけです。
今回は自分の絵ばかり紹介しましたが、ヤマザキさんのネロ、魅力的ですね。そのうち二人の絵のマッチング作業などについてもお話ししましょう。二人ともとりたててふだんと極端に絵柄を変えているわけでもないのですが、自分達でも意外なほど融合してると思います。
※ 動画・写真とも とりが撮影
手前の建物はベン・ハーでもお馴染みの戦車競技場(チルコ・マッシモ)。背後のパラティヌスの丘にある宮殿から見下ろせる位置にありましたが、今は草のフィールドだけが広がっています。
パラティヌスの丘から見下ろしたチルコ・マッシモ跡 |
めんどくさいといいつつもチマチマした絵を描くのは好きなのです。それよりも、主に博物館のミニチュアなどを参考にしたのですが、うっかりそのまま描くとコロッセオなど、この時代(ネロのローマ大火以前)にはない後代の建物などがあるので、複数の資料にあたりつつそれらを排除する作業に時間がかかりました。
コロッセオ |
今回は自分の絵ばかり紹介しましたが、ヤマザキさんのネロ、魅力的ですね。そのうち二人の絵のマッチング作業などについてもお話ししましょう。二人ともとりたててふだんと極端に絵柄を変えているわけでもないのですが、自分達でも意外なほど融合してると思います。
※ 動画・写真とも とりが撮影
プリニウス第3回
「新潮45」3月号本日発売です。ヤマザキマリさんとの合作『プリニウス』 3回目が掲載されています。今回は暴君とも評される皇帝ネロが登場。冒頭のローマの俯瞰がめっちゃめんどくさかったです。
手前の建物はベン・ハーでもお馴染みの戦車競技場(チルコ・マッシモ)。背後のパラティヌスの丘にある宮殿から見下ろせる位置にありましたが、今は草のフィールドだけが広がっています。
コマ左上の四角いのは巨大なネロの池(荒れ果ててたらしい)なんだけど、後にここを潰してコロッセオが建つわけです。
今回は自分の絵ばかり紹介しましたが、ヤマザキさんのネロ、魅力的ですね。そのうち二人の絵のマッチング作業などについてもお話ししましょう。二人ともとりたててふだんと極端に絵柄を変えているわけでもないのですが、自分達でも意外なほど融合してると思います。
※ 動画・写真とも とりが撮影
手前の建物はベン・ハーでもお馴染みの戦車競技場(チルコ・マッシモ)。背後のパラティヌスの丘にある宮殿から見下ろせる位置にありましたが、今は草のフィールドだけが広がっています。
パラティヌスの丘から見下ろしたチルコ・マッシモ跡 |
めんどくさいといいつつもチマチマした絵を描くのは好きなのです。それよりも、主に博物館のミニチュアなどを参考にしたのですが、うっかりそのまま描くとコロッセオなど、この時代(ネロのローマ大火以前)にはない後代の建物などがあるので、複数の資料にあたりつつそれらを排除する作業に時間がかかりました。
コロッセオ |
今回は自分の絵ばかり紹介しましたが、ヤマザキさんのネロ、魅力的ですね。そのうち二人の絵のマッチング作業などについてもお話ししましょう。二人ともとりたててふだんと極端に絵柄を変えているわけでもないのですが、自分達でも意外なほど融合してると思います。
※ 動画・写真とも とりが撮影
2014年2月13日木曜日
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