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2011年4月13日水曜日

クレープを二度食えば

装幀:ストロングスタイル
新刊のお知らせです。『クレープを二度食えば』が4/13徳間書店リュウコミックスより発売されます。※タイトルのリンク先はamazon

新刊とはいっても過去の作品の再編集版なんですが、単行本初収録作品も1作入っています。こういうことをやると、旧版もお買いいただいてる一部読者からはお叱りを受けそうですね。自分もCDのベスト盤とか再発盤とか1曲の違いやボーナストラックのために、文句たれつつそれでも買ってしまうタチなので、気持ちはわかる。

気持ちはわかるが、新作だけで今回のテーマに沿った作品集を編もうとすると、いったい何年先の刊行になるかわからないのでお許しください(なんたってあなた「リリカル作品集ですよ「リリカル」 )。

加えて表題作も、気がつくと前回の文庫化はもう11年前。現在はかなり手に入りにくいタイトルになってしまっていた、という事情があります。
以下、収録作と簡単な解説を記しておきます。ダブりチェックや購入のご参考まで。

●もうひとつの転校生
単行本初収録。タイトルからおわかりの通り、これは山中恒氏の原作『おれがあいつであいつがおれで』を元にした大林宣彦監督の映画『転校生』及び『転校生—さよならあなた—』の設定を借りた話です。『大林宣彦の映画談義大全《転校生》読本』(角川学芸出版/2008年)という本のために描かれた作品。
 
●望楼
『パシパエーの宴』(チクマ秀版社年/2008年)に収録されましたが、今回のバージョンは1ページだけ描き足してあります。

●クレープを二度食えば
1992年に進研ゼミ「中三チャレンジ」に連載され、翌年の単行本『犬家の一族』(徳間書店)に初収録された作品。その後2000年に筑摩書房で表題作として文庫化されました。せっかく某文芸部員が選ぶ100冊の中に入ったのに長らく絶版という間の悪さでしたが、このたびようやく再所収。

●砂浜のメリークリスマス
●羽根の塔
●カットバック
80年代の後半に描かれたSFラヴストーリー。『山の音』という単行本(早川書房→ちくま文庫→チクマ秀版社)に所収されていた短編から、今回の単行本のテーマに沿ったものをピックアップしました。

●銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ
大原まり子さんの名作短編のマンガ化
です。初所収は『とりみ菌!!』(白泉社/1984年)。原作物ですが、今回の短編集に収められたようなマンガを自分でも描くきっかけとなった思い出深い作品です。これもちくま文庫以来の単行本収録。

一部の書店では、お買い上げの方に特典ペーパーがつきます(収録作のロケ地マップを描きました)。つけるかどうかは書店側のお申し出によるので、申し訳ありませんが現時点では書店名を把握しておりません。マンガに強い書店に各位お問い合わせいただければ幸いです。

なお、これをお読みの書店様でペーパーをご希望の場合は、徳間書店販売部までご一報ください。データ配信でお送りします。

【追記】
忘れてた。単行本の帯に付いている応募券を貼って感想をお寄せいただくと、抽選で20名の方に僕の直筆サイン入り唐草ハンカチをプレゼントします。応募締切は7月末日。詳細は帯をお読みください。

1 件のコメント:

  1. 表紙画像はブログ等での紹介に限り自由に使っていただいてけっこうです。

    Twitterでの『クレープを二度食えば』発売記念Q&Aを @R__Touch さんがトゥギャってくれました→ http://bit.ly/hSRRwL

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