2016年6月19日日曜日
熊本帰省
ルーティーンの連載に加え、単行本、ガイドブック、それに海外版の作業が重なりずっと自主缶詰状態だったが、仕事がやっと一段落したのでまだ揺れ続ける田舎へ帰省。
熊本空港があるのはいちばん被害の大きかった益城町。着陸間際の上空からはブルーシートが目立つ。
空港のレストランも全店営業休止。タクシー乗り場の前に仮説のカフェテラスが出来ていた。
その益城町、そして南阿蘇の被害が甚大だったので東京のニュースでは熊本城以外あまり市内の様子は流れなかったが、あちこちで倒壊家屋も。うちの菩提寺の父親の納骨堂の向かいの家も全壊していた。住人の方が生き埋めに遭ったが寺のご住職が助け出しご無事だったとの由。
いまの実家の近所の、日本でも最も古い洋館の一つジェーンズ邸も本震で全壊。以前の姿はwikipediaの写真をご覧ください。
子供のころよく通った母親の実家近くの通称「仁王さん通り」の仁王はなんとか緑紙でセーフ。
昔は色が落ちたままだったのでよくわからなかったが、リニューアルの着彩で実は裾が唐草模様だったことを知り親近感が湧く。
そして九州を発つころに、今度は地震に見舞われたほぼ同じ地域を大雨が襲った。
人吉にも足を伸ばしたが、僕が小1のときにかつての実家は1階の天井を越える床上浸水に遭っている。2階に取り残された僕ら家族は救助隊によって助け出されたのだった。
あのときよりはまだまだ穏やかだが、茶色く濁って増水した球磨川越しにかつての実家方面を眺めながらそのときのことを思いだしていた。
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