12月9日。ビリケン商会で開かれていた近藤ようこ/戦争と一人の女展にうかがってきました。最終日に滑りこみセーフ。
近藤ようこさんの絵はベタの使い方がとても印象的です。マーカーやコミックソフトの流し込みでない、筆によるムラやカスレのあるスミベタの原画を堪能。ようこ先生のお召し物も素敵でした。
サイン付きで欲しかったので、ここまで買っていなかった『戦争と一人の女』(青林工藝社)を購入。この日記を書いているのは年明けなので既に読了しましたが、すばらしいですよ。雑誌連載ではなかなか実現不可能な淡々とした時間の流れの中で、漫画的類型でない戦争観や男女の機微がさらりと描かれていて震えます。劇的でないのに凄みがある。興味深かったのがナレーションとモノローグの併用。フキダシの形で変えているのだが、内容が補完しあったり拮抗したりと面白い。井上則人さんの装丁もとてもいい。
夜は、谷口ジローさん、寺田克也さん、羽海野チカさん、ヤマザキマリさんという豪華メンバーで少し早めのマンガ家忘年会。写真はそのときの寄せ描き。真ん中が僕なのは僕用だからで、それぞれの分とお店の分、計6枚描きました。1人だけこんなテキトーな絵でホントすみませんという気分になった。
付記:寺田克也バージョン(皆で谷口ジローさんを描きました)
http://www.cacazan.com/jiroo/jiros.jpg
ヤマザキマリさんがUPしたお店宛バージョン(西遊記でまとめました)
※ヤマザキさん宛のは18禁で公開できません(笑)
http://pbs.twimg.com/media/BAat72qCIAAXVsT.jpg#twimg
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。