"ラブリーまんが"のキャプションといい、バックの水彩イラストといい『小さな恋のものがたり』(同じ立風書房)の大ヒットへの便乗が今見ると少し露骨。アーニー・ブッシュミラーの描線は硬質で幾何学的なので、この水彩イラストはたぶん日本側で別人が描いたものですよね?(キャラもちょっと怪しい)
しかし中身は好きでした。『リトル・キング』のオットー・ソグローといい、当時の自分はこういう定規で引いたような線が好きだったんだなあとあらためて。理詰め体質もあるが、フリーハンドの味わい深い線がとても自分には引けなかったんで逆に走ったということもあるのでしょうね。
自分の初期ギャグマンガの背景も、だから硬質で直線的。定規を使いロットリングで引いてる。
ところで新版のナンシーの作者(女性)が6代目というのにちょっと驚き。アメリカのマンガはタイトル至上主義で描き手が随時変わっていくのはもちろん承知してましたが、アメコミだけでなく新聞マンガでもそういうケースはあるんですね。
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