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2020年5月21日木曜日

映画秘宝7月号 永久保存版 大林宣彦映画入門に 寄稿

双葉社に引っ越した「映画秘宝」7月号が発売されました。特集は訃報を受けて「大林宣彦映画入門」。秘宝らしいこだわりの内容です。執筆は町山智浩、宇多丸、大槻ケンヂ、高柳良一、中江有里、鴻上尚史、犬童一心、小中和哉、今関あきよし、井口昇、行定勲、柳下毅一郎、三留まゆみ、樋口尚文、モルモット吉田の各氏。

とりも『天国にいちばん近い島』での監督との出会いを書いています。(『天国』に関しては昨年刊の「フィルムメーカーズ/大林宣彦」(樋口尚文・編)にも書いていますので、機会があれば併せてお読みください。

さらに「哀悼・藤原啓治」特集では麻宮騎亜、森川智之、岩波美和、神武団四郎、湯浅政明、堺三保、Siringoの各氏が執筆。とりは「映画訃報」のページで久米明さんの追悼記事を書いています。

同号ではイタリア・ジャッロ(ジャッロとは黄色=パルプ・フィクション的な意味で、転じてエロ・グロ・ホラージャンルの映画)映画の巨匠マリオ・バーヴァの特集も。偶然なのか意図したものか聞いてませんが、こういうところが秘宝らしい。というのも大林監督は変名でマリオ・バーヴァからとった「馬場毬男」を使っており、遺作『海辺の映画館』の主人公名にもなっているからです。

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