「芸術新潮」11月号は本日発売です。特集はルーベンス&ムンク。
ヤマザキマリ+とり・みき『リ・アルティジャーニ』第16回も掲載されています。今回はシチリアからナポリに絵画修業に来ているアントネッロ・ダ・メッシーナと初期フランドル派の画家ペトルス・クリストゥスの邂逅を描きます。作品では当時のナポリの支配者にもちょっと触れています。
統治者のアルフォンソ5世はカスティーリャ(現在のスペイン)出身で、アラゴン王、バレンシア王、バルセロナ伯、シチリア王を兼ね、1442年にはナポリも征服しました。多くの内乱や戦争を経験したアルフォンソは広大な領地の政争を嫌い、亡くなるまでナポリに住み、芸術家を招聘してこの地のルネサンスを開花させました。
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