今回は全編ローマが舞台。放火の真犯人を追うポッパエアと警察長官サビヌス。そのポッパエアの新たな懐妊がわかりごきげんなネロは、周囲の焦燥をよそにポンペイウス劇場でジャイアンリサイタル(表向きは競演会=コンペなのですが)を開きます。
ポンペイウス劇場そのものは現存していないのですが、ローマはほぼ同構造の劇場をイタリア各地のみならずヨーロッパや中東、アフリカの属州主要都市にも建設しており、保存状態のよいものはいまもコンサートやイベントに利用されています。
ローマは不穏な情勢の中それでも再建中。大火後は防災のため道幅を拡げ、インスラは上のような木造部分を廃して高さを制限(ネロの命とされています)した低層の頑丈なタイプが主流になっていきました。
(なんだか大河ドラマの後の歴史コーナーみたいになっとる)
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。