1月20日、北鎌倉お坊さんアカデミー主催の北鎌倉落語会「柳家喬太郎の独演会」にとりマリのデュオで出演してまいりました。
昨年めでたく真打ちとなられた立川志の八師匠と、当代もっとも多忙な落語家であろう柳家喬太郎師匠にはさまれての出演というのは、マリさんはわかりませんが、因果と落研在籍経験のある自分にとっては、数日前から胃の痛くなるようなプレッシャーでありました。
寄席でもトリの前は膝替わりと称して音曲などをいれますが、にしてもこのメンツでこの位置をとる分際でないのは誰よりも承知しております。加えてお客様の大半は両師匠目当てでしょうから、そこで歌など唄うのはアウェイ感半端ない。
袖で両師匠の噺を聴けたのも至福の時間でした。この日喬太郎師の入りが若干遅れ、志の八師が枕で繋いだのですけど(こういうことは寄席や落語会では珍しいことではありませんが)その工夫も面白かった。喬太郎師はお風邪気味ながらもさすがの語り口。最初の「蒟蒻問答」は本物の禅寺で聴くとまた味わいが違いました。
さて、枕というかMCではさんざん落研時代の悪口を喋っていたのですが、終演後、会場に1年先輩の落研OB、Mさんのお姿を発見、冷や汗ものでご挨拶するはめに。Mさんは山形のご出身で、フォローでもヨイショでもなく怖い人だらけの落研の中にあってはとても優しい先輩でしたが、その暖かいお人柄はまったく変わらず。
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