九州大学の堀賀貴先生から『古代ローマ人の危機管理』御恵投いただきました。
作画のために色んな資料にあたるのですが、実は生活を描くのにいちばん必要な地味な情報=敷居や窓枠のあるなしとかドアの開く方向とか、が詳しく述べられているものは少ないのです。この本ではそういう細かい家の中の情報が満載で、とてもありがたかったです。
堀先生は古代ローマの床モザイクのパターン模様(波とか雷文とか色々ありますね)が、すべて完璧ではなくて、中には所々かみ合わなくなったり間違えたりしているものもあったとか、さらには現物は間違っていたのに、発掘者や研究者が勝手に補整して論文上の画像資料として残してしまった……等の、遺跡のトマソン発見みたいな事もやっておられる面白い方です。
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