僕が最初に久松文雄さんのマンガを読んだのは冒険王付録の『モスラ対ゴジラ』だったでしょうか。アニメや特撮のコミカライズが多い方でしたけれども、その洗練された丸っこい描線は大好きでした。手塚治虫のモダンさと横山光輝のわかりやすさが同居してて読みやすかった。
『少年忍者風のフジ丸』(原作の白土三平『風の石丸』も先に読んでましたが)のマンガ化も、東映アニメキャラとは違う可愛いタッチで、その可愛いフジ丸が直径50cm以上はあろうかという巨大手裏剣を腹に受けるショッキングなシーンがあるのですが、小学生ながらなんともいえない不思議な、ある種性的(?)な興奮を感じたのを強烈に覚えています。
それにしても享年がお若いのに驚きました。昔のマンガ家さんは十代でプロデビューされている方が多かったので、子供の頃に感じていたほどの年齢差は、実はないんですよね……。
画像は追悼で上げるのは失礼千万と思いつつ拙作『SF大将/タイム・パトロール」より。
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