聞くところによるとマンティコーラス=カスピトラ説というのもあるそうで、虎の尾を踏む男で新年のご挨拶。
ヤマザキマリ+とり・みき『プリニウス』は今秋完結予定です。よろしくお見守りください。
そういえば、10日ほど前にザ・モンキーズのマイク・ネスミスの訃報が入ってきました。60年代に日本でもTBS系で放映されたTVシリーズでは長沢純さんが声を担当されていました(デイビー:高橋元太郎/ミッキー:鈴木ヤスシ/マイク:長沢純/ピーター:太田博之/ナレーション:大橋巨泉)
モンキーズはメディアミックス的に作られたバンド(ただし名だたるライティングチームとレッキング・クルーの演奏による曲の音楽性は高かった)ということで、吹替もそれに応じて音楽グループ出身のメンツで構成されました(太田さんは子役出身だけど)。高橋元太郎さんがコーラスグループの出身って「水戸黄門」とかで知った人はピンと来ないかもしれませんね。人気のあったデイビー担当というのも。
何でもアリのイージーゴーイングな元ドラマの雰囲気に、吹替もそれぞれの個性がよく合っていました。これは原典を踏まえて決定されたタレント吹替の成功例でしょう。タレント吹替だからといってすべてが悪いわけではない。本誌では触れられなかったのでここに記しておきたいと思います。
タラコネンシス総督の任を終えたプリニウスはエウクレスを連れてローマに戻ってきますが、自らの死期を感じつつある皇帝ウェスパシアヌスは、参内したプリニウスにミセネムのローマ艦隊の指揮を執るよう命じます。
プリニウスはウェスパシアヌスの余命をさとり、アシスタント総動員態勢で『博物誌』の原稿UPに取りかかります。シュラバです。
ジョン・リスゴー/樋浦勉 ロリータ・ダヴィドヴィッチ/小山茉美 スティーヴン・バウアー/大塚明夫 フランシス・スターンハーゲン/京田尚子 池田勝/信沢三恵子/辻村真人