since2008. 2017年からはtorimiki.comにUPしたBLOG, NEW RELEASE & BAND情報を時間差で時系列順にアーカイヴしています

2019年8月18日日曜日

10/12より世田谷文学館で「小松左京展-D計画-」開催

生賴範義《小松左京氏肖像》(「小松左京マガジン」第29巻表紙画)2008年
10月12日より 世田谷文学館で「小松左京展―D計画―」開催。ヤマザキマリ+とり・みきもちょっとお手伝いする予定です(リリースOKになったら詳細をお知らせします)。

また、「日本沈没」他、映画化、テレビドラマ化された小松左京作品の主題曲や関連曲をオーケストラで聴こうという「小松左京音楽会」の企画が起ち上がりました。現在、実現のためのクラウドファンディングが行われています。詳細はリンク先をご参照ください。


2019年8月10日土曜日

プリニウス第60回「ケシ」がくらげバンチで公開


くらげバンチで ヤマザキマリ+とり・みき『プリニウス』第60話「ケシ」が無料公開されました(発売中の「新潮」9月号掲載回は61話)。何巻かに渡り交互に描いてきたネロとプリニウスがコリントスでついに再会、狂気を帯びた皇帝と冷静な博物学者二人きりの大芝居です。

二人が会うのはコリントス中心部にあったアポロン神殿で、遺跡が現存するギリシャ神殿では最も古いものの一つです(実は一カ所掲載後に気づいた絵のミスがあるのですが単行本発売時に直そう......)。

プリニウス第60回「ケシ」

2019年8月8日木曜日

プリニウス第61回「ギムナシウム」

「新潮」9月号発売されました。ヤマザキマリ+とり・みき『プリニウス』は第61回「ギムナシウム」。フェリクスはひょんな経緯からコリントスのギュムナシオンで格闘コーチを引き受けることに……。


フェリクスは「ギムナシウム」グラエキア人のエウクレスは「ギュムナシオン」といっていることに注意。ここでは青年男子が全裸でトレーニングを積みました。また学問の場でもありました。ドイツのギムナジウム(『11月のギムナジウム』!)やスポーツトレーニング施設の「ジム」の語源です。

そしてネロ留守中のローマ・黄金宮では太陽神に模した巨大なネロ像を建設中。


そういうわけで今回の『プリニウス』は時空を超えて『オリンピア・キュクロス』ともTOKYO2020とも微妙に繋がっております。


2019年8月2日金曜日

小林洋美さんの『モアイの白目』装画を担当しました

とり・みきがカバー&表紙イラスト、題字、本文章扉カットを担当した小林比呂美さんの『モアイの白目』(東京大学出版会)が8月28日に発売されます。


「目は人間のマナコなり」とおっしゃったのは岡八郎師匠ですが、皆さんは白目がヒトにだけあるって知ってましたか。私は実は川北紘一特技監督が『ゴジラvsビオランテ』でゴジラの白目を一度無くしたときに知りました。つまんない奴です。

本作では知性の表現として『猿の惑星』のリブート三部作のシーザーが、VFXで作っているにもかかわらず白目を持っていることに触れています。そうした馴染みやすいエピソードから引き込んで、いつのまにか目にまつわる最新の心理学や動物行動学を学べる仕組みになっています。ページをめくるたび目からウロコが何枚も剥がれ落ちました。

小林さんとは実はけっこう長いおつきあい。知り合いだと逆に何を描いたらいいか考えすぎてしまうものなのですが、今回はタイトルにインパクトがあるので、もうそのまんま描きました。イースター島のモアイは五歳のときに『海底軍艦』を見て以来(特撮映画ばかりですが)ずっと気になっている存在なので、こうして絵に残せてよかったです。題字も含め自分でも気に入っています。

2019年7月31日水曜日

日経夕刊「吹替映画の変遷史」最終回

「字幕の優位はなんといっても俳優の肉声が聴けるという点だろう。いっぽう吹替はセリフの情報量が原典に等しいという面で優れている」

日経夕刊 とり・みき「吹替映画の変遷史」本日で最終回です。駆け足でしたがお読みいただいた方々ありがとうございました。

いつか消えるかもわかりませんが、とりあえず全回分リンクを張っておきますね(※毎回のサブタイトルは編集部によるものです)

  • 1. 試行錯誤の時代 テレビが「声」の需要生む
  • 2. 声優の登場と専門職化 長尺物 本気の毎週放映
  • 3. 洋画番組の全盛時代 表現巧み 声優にも注目
  • 4. ソフトと映画専門局の台頭 吹替版が当たり前に

  • 5. 録音技術の進歩が促した変化 演技や翻訳、原典重視に

  • 近年がどうしても駆け足で、加えて時代は映画もネット配信の時代になりかけていますけれども、そこは総括するにはまだちょっと早いということで......現在の吹替映画をリアルタイムで楽しんでいる後進の若い書き手に、このあとはお任せします(拙文に批判的にでもいいので)。

    なお、自分は「愛好家」と名乗っているとおり、一視聴者かつユーザの吹替ファンに過ぎません。そういう立場と目線でまとめた吹替史でしたけれども、以下のサイトでは現場のプロデューサー・音響監督・声優事務所の方々の連載コラムを始め、インタビューや番組告知など貴重なインサイドからの情報満載です。吹替ファンの方はぜひ。

    吹替え専門サイト ふきカエル大作戦

  • 2019年7月29日月曜日

    文庫版『筒井漫画瀆本 壱』8/6発売


    実業之日本社『筒井漫画瀆本』が再編集の上文庫化されます。とり・みき『わが良き狼』収録の『筒井漫画瀆本 壱』は8/6発売。ただいま予約受付中です。カバーイラストはスーパーログさん。

    『壱』の他の参加作家は、相原コージ/吾妻ひでお/いしいひさいち/内田春菊/蛭子能収/加藤礼次朗/喜国雅彦/けらえいこ/三条友美/清水ミチコ/しりあがり寿/ふくやまけいこ/まつざきあけみ/南伸坊/矢萩貴子/山浦章(50音順敬称略)。巻末には筒井康隆さん自身が執筆した短編マンガ『アフリカの血』も特別収録されます。

    もともと単行本の1巻目には僕は『万延元年のラグビー』を描いて載せてもらったのですけれども、今回は諸事情により収録されず(「え〜なんで!?」と思われてる皆様、僕も同じくそう思っています)『筒井漫画瀆本ふたたび』に描いた『わが良き狼』を文庫版では壱巻目に持ってくることになりました。

    まあ、でも『瀆本』と『ふたたび』で続けて2本描かせてもらったのは僕だけだったので光栄至極なことでありました。いずれも素晴らしい描き手がそろう中、一人だけ特別扱いの感なきにしもあらずでしたので、この決定には納得しております。

    『万延元年のラグビー』は自分の短編集『ロボ道楽の逆襲』(イースト・プレス)に収録済みで電書化もされておりますので、未読で興味を持たれた方はそちらでお読みいただければ幸いです。

    ちなみに実業之日本社のサイトでもAmazon他の紹介でも『我が良き狼』になっていますが、正しいタイトル表記は『わが良き狼』(狼の読みは「ウルフ」)ですのでご注意ください。

    2019年7月24日水曜日

    日経夕刊「吹替映画の変遷史」第4回

    「断っておくが筆者はいわゆるタレント吹替をすべて否定するものではない。意外な抜擢の意外な好演に出くわすこともある......要は作品の大事な部分を活かす起用になっているかということだ」

    日経夕刊 とり・みき「吹替映画の変遷史」第4回。80年代〜90年代を振り返ります。

    2019年7月19日金曜日

    『フィルムメーカーズ ⑳大林宣彦』に寄稿

    7/19 樋口尚文さん責任編集の『フィルムメーカーズ ⑳大林宣彦』(宮帯出版社)が発売されました。
    とり・みきは『天国にいちばん近い島』のレビューを担当しております。『時をかける少女』担当は深町君こと現在はニッポン放送重役の高柳良一さん(角川書店編集者当時はとりの担当だったことも)『ねらわれた学園』は手塚眞さん……って、これは出てる奴に依頼したのか!?

    お二方はもちろん他の方の作品論も座談会もすべて読み応えがあります。最新作『海辺の映画館』(まだ出来上がっていないのでは……)のレビューまでなぜか載っている。