since2008. 2017年からはtorimiki.comにUPしたBLOG, NEW RELEASE & BAND情報を時間差で時系列順にアーカイヴしています

2019年8月26日月曜日

リ・アルティジャーニ第20回


「芸術新潮」9月号発売されております。特集は"応挙にはじまる。「日本画」誕生!" 
ヤマザキマリ+とり・みき『リ・アルティジャーニ』は第20回。ベッリーニは油彩の技法を学ぶべくアントネッロ・ダ・メッシーナと対面します。

12/14 世田谷文学館の小松左京展でとりマリトークイベント

世田谷文学館の小松左京展の一環で以下のイベントが決定しました。

「誰も語らなかった小松左京」12/14(土)18:00〜
[出演]とり・みき ヤマザキマリ
[参加費]1000円[定員]150名
[申込方法]完全前売制/ローソンチケット
 11/1(金)10:00販売開始 Lコード:32182

2019年8月24日土曜日

文藝別冊「総特集ゆうきまさみ」増補新版発売

とり・みきも寄稿しております「文藝別冊  総特集 ゆうきまさみ」の増補新版(河出書房新社)が発売されました。旧版より56ページ増。呉座勇一さんの特別寄稿も。
  

2019年8月18日日曜日

10/12より世田谷文学館で「小松左京展-D計画-」開催

生賴範義《小松左京氏肖像》(「小松左京マガジン」第29巻表紙画)2008年
10月12日より 世田谷文学館で「小松左京展―D計画―」開催。ヤマザキマリ+とり・みきもちょっとお手伝いする予定です(リリースOKになったら詳細をお知らせします)。

また、「日本沈没」他、映画化、テレビドラマ化された小松左京作品の主題曲や関連曲をオーケストラで聴こうという「小松左京音楽会」の企画が起ち上がりました。現在、実現のためのクラウドファンディングが行われています。詳細はリンク先をご参照ください。


2019年8月10日土曜日

プリニウス第60回「ケシ」がくらげバンチで公開


くらげバンチで ヤマザキマリ+とり・みき『プリニウス』第60話「ケシ」が無料公開されました(発売中の「新潮」9月号掲載回は61話)。何巻かに渡り交互に描いてきたネロとプリニウスがコリントスでついに再会、狂気を帯びた皇帝と冷静な博物学者二人きりの大芝居です。

二人が会うのはコリントス中心部にあったアポロン神殿で、遺跡が現存するギリシャ神殿では最も古いものの一つです(実は一カ所掲載後に気づいた絵のミスがあるのですが単行本発売時に直そう......)。

プリニウス第60回「ケシ」

2019年8月8日木曜日

プリニウス第61回「ギムナシウム」

「新潮」9月号発売されました。ヤマザキマリ+とり・みき『プリニウス』は第61回「ギムナシウム」。フェリクスはひょんな経緯からコリントスのギュムナシオンで格闘コーチを引き受けることに……。


フェリクスは「ギムナシウム」グラエキア人のエウクレスは「ギュムナシオン」といっていることに注意。ここでは青年男子が全裸でトレーニングを積みました。また学問の場でもありました。ドイツのギムナジウム(『11月のギムナジウム』!)やスポーツトレーニング施設の「ジム」の語源です。

そしてネロ留守中のローマ・黄金宮では太陽神に模した巨大なネロ像を建設中。


そういうわけで今回の『プリニウス』は時空を超えて『オリンピア・キュクロス』ともTOKYO2020とも微妙に繋がっております。


2019年8月2日金曜日

小林洋美さんの『モアイの白目』装画を担当しました

とり・みきがカバー&表紙イラスト、題字、本文章扉カットを担当した小林比呂美さんの『モアイの白目』(東京大学出版会)が8月28日に発売されます。


「目は人間のマナコなり」とおっしゃったのは岡八郎師匠ですが、皆さんは白目がヒトにだけあるって知ってましたか。私は実は川北紘一特技監督が『ゴジラvsビオランテ』でゴジラの白目を一度無くしたときに知りました。つまんない奴です。

本作では知性の表現として『猿の惑星』のリブート三部作のシーザーが、VFXで作っているにもかかわらず白目を持っていることに触れています。そうした馴染みやすいエピソードから引き込んで、いつのまにか目にまつわる最新の心理学や動物行動学を学べる仕組みになっています。ページをめくるたび目からウロコが何枚も剥がれ落ちました。

小林さんとは実はけっこう長いおつきあい。知り合いだと逆に何を描いたらいいか考えすぎてしまうものなのですが、今回はタイトルにインパクトがあるので、もうそのまんま描きました。イースター島のモアイは五歳のときに『海底軍艦』を見て以来(特撮映画ばかりですが)ずっと気になっている存在なので、こうして絵に残せてよかったです。題字も含め自分でも気に入っています。