2018年5月29日火曜日
山下達郎さんの新譜のイラストを担当しました
7月11日発売の山下達郎さんのニューシングル「ミライのテーマ/うたのきしゃ」通常盤のジャケットイラストをとり・みきが担当しました。
細田守監督の新作アニメ『未来のミライ』の挿入歌で、タツローくんが乗っているバイクも作中に登場するものを参考にしています。ちなみに初回限定盤のジャケットは映画のメインビジュアルをあしらった特別仕様です。
小説のカバーなどもそうですが、こういうお仕事はとてもありがたい半面、自分の絵の好き嫌いが商品の動向に影響しないかプレッシャーも大きいです。その意味では選択肢があるのはユーザにとってはよいことですよね(でも超マニアの人はきっと2つとも買うのであろう)。映画のほうも楽しみ。
→ワーナーミュージック・ジャパン山下達郎スペシャルサイト
→山下達郎オフィシャルサイト
2018年5月26日土曜日
2018年5月24日木曜日
GQ版 遠くへいきたい第8回
栃ノ心は優勝できるでしょうか(マンガとは関係ありません)。
大相撲に関してはいまだに輝を褌と空目してしまう程度の作者です。ちなみに5/27はクリストファー・リーの誕生日だそうです(後で知りましたが)。
大相撲に関してはいまだに輝を褌と空目してしまう程度の作者です。ちなみに5/27はクリストファー・リーの誕生日だそうです(後で知りましたが)。
2018年5月23日水曜日
『プリニウス』第7巻は7月9日発売
『プリニウス』の最新巻となる第7巻の発売が7月9日に決定しました。
今回最初のエピソードはローマ大火。連載時と同じく冒頭はカラーページで収録されます。大火を境に政局や人心が不信へと変わりゆくローマは、どこか震災後の日本にも似ています。
というような話を本日、7巻目の巻末対談用にヤマザキさんと喋ってまいりました。いつものように作話や作画のネタばらしもちょこっと織り交ぜつつ。
併せて装幀のセキネシンイチさんとも打ち合わせ。はたして7巻目の帯を飾るキャラクターは……やはりあの人物か、そろそろあのおっさんか、それとも動物か。本文同様こちらもどうぞ楽しみにしていただきたいと思います。
2018年5月19日土曜日
江口寿史最新画集 step
今月は『プリニウス』の連載はお休み。単行本発売前の定例であって落としたわけではないので、念の為。
その期間を利用して、ヤマザキさんのグランドジャンプでの新連載『オリンピア・キュクロス』と『プリニウス』(これから一行はエーゲ海の島伝いにギリシャに向かう予定なのです)の合同取材のためギリシャに行ってまいりました。集英社も新潮社も太っ腹でありがたい限りです。
その模様はまた別にエントリーを起こすとして(現地で撮った写真の一部はとり・みきのinstagramに上げています)帰国したら江口寿史さんから最新画集『step』が届いていた。江口さんありがとう。「眼の保養」という言葉があるが、まさにどのページも眼福。しかし江口さんは女の子はもちろんだが、ギター描くのが飛び抜けて巧いなあ。
その期間を利用して、ヤマザキさんのグランドジャンプでの新連載『オリンピア・キュクロス』と『プリニウス』(これから一行はエーゲ海の島伝いにギリシャに向かう予定なのです)の合同取材のためギリシャに行ってまいりました。集英社も新潮社も太っ腹でありがたい限りです。
その模様はまた別にエントリーを起こすとして(現地で撮った写真の一部はとり・みきのinstagramに上げています)帰国したら江口寿史さんから最新画集『step』が届いていた。江口さんありがとう。「眼の保養」という言葉があるが、まさにどのページも眼福。しかし江口さんは女の子はもちろんだが、ギター描くのが飛び抜けて巧いなあ。
2018年5月11日金曜日
オール東宝メカニック大図鑑
平成も終わりを迎えつつあるこの時代にあって、ほぼ孤軍奮闘で特撮関係のムックを出し続けている洋泉社より、またまたマニアックな図鑑が発売されました。5月11日刊の『別冊映画秘宝 オール東宝メカニック大図鑑』がそれで、とり・みきも「X星円盤」と「メカニコング」の解説を担当しています。
同主旨の本としては故川北紘一監督が監修した大判の『東宝特撮超兵器画報』(構成:岸川靖/大日本絵画 1993年)がありますが、そこから既に四半世紀が経っており、ほどよいタイミングの企画と言えましょう。
「X星円盤」は『怪獣大戦争』(1965年)に登場するX星人の円盤。まだUFOという言葉が知られてない頃の作品で(もちろん厳密にはUFOは未確認飛行物体の総称であり宇宙人の乗り物ではないのですけれども)宇宙人が乗っているのはたいがい「空飛ぶ円盤」か「葉巻型宇宙船」でした。
「メカニコング」は『キングコングの逆襲』(1967年)に登場するキングコングのバチモンロボット。当時はまだ今みたいな情報誌も、もちろんネットもなかったので、同時期に放映していた日米合作アニメと共通したキャラや地名の設定が子供ながらに不思議でしたが、米側プロデューサーが同じアーサー・ランキンだったんですね。アニメではボールヘッドのドクター・フーが天本英世さん演じる髪ふさふさのキャラで出てきたのも最初は違和感でしたが、これが東宝特撮の悪役ベストワンともいえる怪演。友人の出渕裕氏がよくモノマネをしていたものです。
この映画にはメカがたくさん出てくるのですが、実は最大のメカは最後にコングとメカニコングが戦う「東京タワー」のような気もします。コングは身長20メートルという設定なので、なにしろタワーのセットがでかい。しかも本物の鉄骨を溶接して作られているのでリアル感が半端ではない。
惜しむらくは本編の東京タワーセットの背景のホリゾントのシワや影が目立つのと、ブルーバック合成のエッジがちらちら腐り気味なこと(これは初見のときから既に気になってました。ヤな子供ですね……)。しかし、それを置いても、もう一匹の怪獣ゴロザウルスの造型はリアルだし、全体としてはエンタテインメントに徹して作られていて、とても好きな作品です。
同主旨の本としては故川北紘一監督が監修した大判の『東宝特撮超兵器画報』(構成:岸川靖/大日本絵画 1993年)がありますが、そこから既に四半世紀が経っており、ほどよいタイミングの企画と言えましょう。
「X星円盤」は『怪獣大戦争』(1965年)に登場するX星人の円盤。まだUFOという言葉が知られてない頃の作品で(もちろん厳密にはUFOは未確認飛行物体の総称であり宇宙人の乗り物ではないのですけれども)宇宙人が乗っているのはたいがい「空飛ぶ円盤」か「葉巻型宇宙船」でした。
「メカニコング」は『キングコングの逆襲』(1967年)に登場するキングコングのバチモンロボット。当時はまだ今みたいな情報誌も、もちろんネットもなかったので、同時期に放映していた日米合作アニメと共通したキャラや地名の設定が子供ながらに不思議でしたが、米側プロデューサーが同じアーサー・ランキンだったんですね。アニメではボールヘッドのドクター・フーが天本英世さん演じる髪ふさふさのキャラで出てきたのも最初は違和感でしたが、これが東宝特撮の悪役ベストワンともいえる怪演。友人の出渕裕氏がよくモノマネをしていたものです。
この映画にはメカがたくさん出てくるのですが、実は最大のメカは最後にコングとメカニコングが戦う「東京タワー」のような気もします。コングは身長20メートルという設定なので、なにしろタワーのセットがでかい。しかも本物の鉄骨を溶接して作られているのでリアル感が半端ではない。
惜しむらくは本編の東京タワーセットの背景のホリゾントのシワや影が目立つのと、ブルーバック合成のエッジがちらちら腐り気味なこと(これは初見のときから既に気になってました。ヤな子供ですね……)。しかし、それを置いても、もう一匹の怪獣ゴロザウルスの造型はリアルだし、全体としてはエンタテインメントに徹して作られていて、とても好きな作品です。